District Heating And Cooling In TAMACHI

地域冷暖房を通して開発に貢献

ディ・エイチ・シー・東京が地域冷暖房を行うJR田町駅東側エリアは、再開発に伴う高層化の展開にオープンスペースの確保、さらに多様な機能を持った複合市街地の整備と都心型住宅の立地をめざす港区の「芝浦港南地域開発」の要所にも位置します。

最近では「みなとパーク芝浦」や「愛育病院」が建設され、さらに大規模複合開発が進められています。
ディ・エイチ・シー・東京は東京都から「地域冷暖房区域」の指定を受け、1996年10月より当地区への熱供給を行ってきました。近年は地球温暖化や都市のヒートアイランドが一層問題になるなど、さらなる環境対応が求められており、2003年10月には大幅な省エネルギーを実現する天然ガスコージェネレーションを導入し、電気供給サービスを開始。650kW再生サイクルガスタービンを採用し、国から「新エネルギー利用等の促進に関する特別措置法第8条」に基づく補助事業の認定を受けております。

今後、設備の更新に向けた計画を進め、一層の省エネルギーの推進、CO2削減に努めていきます。

地域冷暖房を通して開発に貢献

供給区域

供給区域

東京都供給区域指定
【田町駅東口地区】

グランパークまでの地図

グランパーク

JR田町駅徒歩5分に立地する“トリプルコンプレックス”の複合ビルで、オフィスと住居、さらに商業店舗を併設。地上35階、高さ約150mのスケールを誇り、地区のランドマークとしての存在感を見せています。1階・地下1階には飲食店から物販・サービス店舗まで全15店舗が揃い、大小6室のホール・会議室を備えて機能性も充実。さらに建物前面には緑あふれる広場が広がり、周辺で働く方々や近隣にお住まいの皆さまの憩いの場ともなっています。

グランパークの写真

建物概要

敷地面積 16,419㎡
建築面積 5,481㎡
建物延面積 162,122㎡
建物規模
 地上部分 1. タワー棟(オフィス)(34階、地上142.4m) 91,824㎡
2. プラザ棟(文化、商業)(4階、地上20.9m) 4,413㎡
3. ハイツ棟(住宅)(28階、87.5m) 19,403㎡
4. その他 256㎡
 地下部分 (地下4階)46,226㎡

地域冷暖房とは

 地域冷暖房とは、大型のビルの地下等に冷・温熱源機を設置して、複数のビルに地域導管を通して、熱媒を供給するシステムをいいます。
 冷・温熱供給の他に、コージェネレーションシステム等を利用した電気供給、および、排熱利用も併せて実施する例もあり、地域エネルギー供給ともいわれております。

導入効果

導入効果
・大型の高効率機器の採用や複数のビルを集約することによる負荷の平準化、および、台数制御等の集中管理により省エネルギー化が図れます。
・河川水、海水、清掃工場排熱などの未利用エネルギーを有効活用することにより省エネルギーが図れます。
地域冷暖房導入の効果のグラフ
環境保全性
・省エネルギー効果により、CO2排出量の削減が図られ、地球温暖化防止に寄与できます。
・都市ガス利用や脱硝設備により、NOx、SOxの排出量が抑えられ大気汚染防止に役立ちます。
経済性
・プラントを設置する建物においては、プラント部分の容積率が緩和されることになります。
・熱を受ける需要家ビルでは熱源機スペースや冷却塔スペースが不要となり、スペースの有効利用が図れます。
信頼性・安全性
・プラントは24時間体制で運営・管理されており、専門のオペレーターが運転することにより安定供給が図れます。
・プラントが地下に設置されていることから、地震などの災害に対しても被害が少なく、災害に強いシステムとなっています。

当社の特徴

1発電と同時に排熱を有効利用

ガスコージェネレーションシステムでは、排熱を冷暖房、給湯、蒸気に有効利用することができます。

ガスコージェネレーションシステム
ガスタービン断面図
〈再生開放サイクルの導入〉
  • 圧縮機で圧縮された空気が熱交換器へ。
  • 熱交換器で予熱され、
  • 燃焼器に投入されます。
  • 燃焼器から出た燃焼ガスはタービンを駆動し、
  • 熱交換器を通って圧縮空気を予熱する熱源となります。
  • さらに排熱ボイラーで蒸気の熱源としても利用されます。

2総合効率の高いオンサイトシステム

ガスエンジンやガスタービンなどで発電し、排ガスや冷却水の排熱を回収して空調・給湯などに利用します。エネルギーを必要とする建物で製造するオンサイトシステムなので、送電などエネルギー輸送におけるロスが少ないことも特長。最終的なエネルギー利用効率は、商用電力の38%に対して70~80%と非常に高く、大幅な省エネルギーとCO2削減を実現します。

オンサイトシステムの効率

3災害に強い都市ガスの供給体制

高中圧導管・低圧導管

高中圧導管は、強度や耐震性に優れており、阪神・淡路大震災レベルでも損傷を受けません。180度折り曲げても、まったく破損しない強い材料です。低圧導管は、耐震性・耐食性に優れたポリエチレン管の採用を積極的に進めています。

製造・供給設備からお客さまへ

4大震災時、地域冷暖房施設に大きな被害はありませんでした。

東日本大震災

震度5弱以上の地震動を受けた80あまりの地域熱供給施設で、大津波による被害で供給を停止した1施設、停電と燃料確保ができずに供給を停止した3施設を除き、ほとんどの施設が、12時間以内に熱供給を再開しました。

図1全国の熱供給事業所の震度
全国の熱供給事業所の震度
図2熱供給施設の供給支障の有無
熱供給施設の供給支障の有無
図3供給支障の発生状況
供給支障の発生状況
阪神・淡路大震災

6地区の熱供給施設が稼働していましたが、どの施設も大きな被害はありませんでした。

※日本熱供給事業協会「熱供給40周年号」より転載

5システムの概要

システムの概要

設備概要

1設備概要

機器名称 仕様 台数 稼働年月
冷熱源 ターボ冷凍機 インバータターボ冷凍機 600RT 1台 H27.3
蒸気吸収冷凍機 蒸気吸収二重効用 1,450RT 2台 H8.10
500RT 1台
冷却塔 強制通風直交流型 5,693kW 4台
冷水ポンプ 片吸込渦巻型 626.4㎥/h×55m 1台
313.2㎥/h×55m 2台
216.0㎥/h×55m 1台
393.0㎥/h×55m 1台 H27.3
冷却水ポンプ 片吸込渦巻型 1,044㎥/h×35m 1台 H8.10
522㎥/h×35m 2台
360㎥/h×35m 1台
272㎥/h×35m 1台 H27.3
温熱源 小型貫流ボイラ 多管式貫流ボイラ 2t/h 2台
蒸気ボイラ ガス焚炉筒煙管式 12.0t/h 1台 H8.10
7,2t/h 1台
ボイラ給水ポンプ 多段渦巻型 21.6㎥/h×120mm 1台
14.4㎥/h×120mm 1台
8.6㎥/h×120mm 1台
還水槽 SUS製パネル型 7.5㎥/h 3台
軟水装置 Naイオン交換樹脂型 2㎥/h 2台
ドレンフィルタ カートリッジ式 9㎥/h 2台
CGS ガスタービン発電機 再生開放サイクル一軸式 650kW(at15℃) 2台 H15.10
排熱ボイラ 貫流式 2.05t/h 2台
NOx低減措置 希薄予混合燃焼方式及び脱硝装置:20%尿素水   2台
吸気冷却装置 冷水コイルユニット 204.86kW 2台
受変電設備 22kV2回線スポットネットワーク     H8.10
ガス絶縁自冷変圧器 1,250kVA 2台
ガス引込み 150mm中圧A(13A)    
供給条件
冷水 往き7℃還り14℃
蒸気 0.78MPa
電気 6.6kV、50Hz

2設備配置図

システムの概要

3中央監視装置

中央監視装置の更新(2010年2月)
〈更新工事概要〉

1中央監視システムの更新
システム二重化による信頼性の向上、オペレータの省エネ運転支援データ演算機能追加(COPの演算等)、およびガス、電気のデマンド表示などを可能としたシステム構成に更新しました。
2サポートシステムの導入
プラントの運転状況を表、グラフに表示し、“見える化”を充実させると共に、運転ガイダンス機能を追加。熱源機器の運転方法の支援ができるようになりました。また、官庁届出書類のデータを自動集計し、事務作業の効率化を図りました。
3大画面ディスプレイの導入
大画面によりエネルギー供給情報の共有化を図りました。
4監視室レイアウトの変更
オペレータの働きやすさに配慮したレイアウトに変更し、意識改革を図りました。
中央監視室
中央監視室

4効率改善のための新規設備を導入(2015年3月)

インバータターボ冷凍機

ターボ冷凍機の回転速度をインバータにより可変制御。部分負荷性能の向上と、季節に応じた冷却水温度の変化を利用することで高効率運転が可能となり、高いCOPを実現しました。

インバータターボ冷凍機
CO<sub>2</sub>を従来型機より45%削減できます!
小型貫流蒸気ボイラ

高速多位置制御(0%、20%〈低燃焼〉、45%〈中燃焼〉、100%〈高燃焼〉)により、常にエコ運転ポイントをキープ。燃料、電力の使用量を削減し、省エネ、省CO2に貢献できる高効率の機器を導入しました。

小型貫流蒸気ボイラ
新型エコノマイザ搭載

会社概要

会社概要

会社名 株式会社ディ・エイチ・シー・東京
所在地 〒108-0023 東京都港区芝浦3-4-1 グランパーク
事業内容 熱供給事業(冷水、蒸気供給)および電気供給事業
お問い合わせ TEL.03-5441-2132 FAX.03-5441-2134
沿革
1988年10月(昭和63年)
会社設立
出資構成:エヌ・ティ・ティ都市開発(株)
東京ガス(株)
1993年3月8日(平成5年)
東京都供給区域指定告示【田町駅東口地区】
1996年10月(平成8年)
営業開始
熱供給先:グランパーク
2003年9月(平成15年)
ガスコージェネレーションシステム設置
電力供給先:グランパーク
排熱利用先:(株)ディ・エイチ・シー・東京
2010年2月(平成22年)
中央監視装置更新
2015年3月(平成27年)
インバータターボ冷凍機・小型貫流蒸気ボイラ設置

組織図

組織図

アクセス

地図

リンク集